8mm差
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アプローチが寄るウェッジと、寄らないウェッジは、どこが違う?

広島市安佐北区のゴルフスタジオ スルーザグリーンです。

ミスをリカバリーしたり、バンカーなどのハザードを回避しての一打。
アプローチ。
ちゃんと打っているのに、ちゃんと練習したのに寄らない、寄せ切れない、止まらない、落ちた後が思ったように転がらない。

「こんなところに原因があるかも知れません」「アプローチ上手は、ウェッジをどう選んでいるか?」

今回は、そんな話です。


芯で打ててるのか?

アプローチショットで、「大きく振りかぶって打つ」という方は、あまり多くないでしょう。

多くの場合、コンパクトなスイングで、芯に当てて距離感やスピン量をコントロールしたいところです。
もちろん、技としてシュチュエーションに応じてわざと芯を外して、ボールの勢いを殺して打つこともあるでしょう。
スピン量のコントロールのために、芯のやや下で打つことも中上級者なら意図的に行っているでしょう。

どちらの場合にしても、使っているウェッジのどこに芯(重心)があるか知っている必要があります。
「そのウェッジ、どこに芯がありますか?」

フェースの真ん中辺り?
本当にそうでしょうか?


重心を測定してみます。

ウェッジのフェース面上の重心

ウェッジのフェース面上の重心

フェイス面上の重心位置を測定してみました。
黒く印が付いた部分が今回測定したウェッジの重心位置になります。

大手メーカーさんのウェッジです。

重心の高さ:
重心高は、高く見えますがウェッジとしては平均的な高さになります。
ロフトが大きいウェッジで、フェースの上部に当たりやすくなることと、スピンがしっかりと掛かるゾーンを広く取るために、ほとんどのモデルはアイアン などに比べて高めの設定です。

重心のネックからの距離:
重心距離はかなり短めです。
問題は、トゥヒール方向の位置で、フェースの中心から結構ヒール寄りにズレています。

ここに芯があると思って打っていますか?


フェースセンターからの重心のズレを測定してみます。

8mm差

8mm差

最下のスコアラインの中心から、どのくらいヒールよりなのか?ズレを測定。
その距離、8mmほど。
真ん中で打ったら、実は「結構、重心の外側だった。」ということになります。
この場合の真ん中は、スコアラインのトゥヒール方向での中心を指しています。

※画像の線のズレは、分かりやすくするために引いていますのでご容赦ください。


フェースセンターからの重心のズレていたら、どうなる?

真ん中で打ったら、実は「結構、重心の外側だった。」この場合、
芯から先側に外れて当たるわけですから、以下のようなことが起こります。
(芯に当てるつもりでアプローチしているとしたらという前提)

  • インパクトの衝撃でフェースが開く方向に大なり小なり回る。
  • 当たった衝撃でフェースとボールが離れるため、スピンがどのくらい入るのか不安定。
  • ヘッドの重量をボールに十分に力が伝えられていないので、思ったより飛ばない。

俗にいう、「フェースに乗らない」状態となります。

「フェースに乗せて運ぶ」とか「フェースへの乗りが良いのでスピンコントロールできる」とか、アプローチが上手い方は言います。

アプローチが上手い人は、どんなウェッジを使っているのでしょうか?
アプローチ上手から好まれているウェッジも、測定してみました。


アプローチ上手から評価が高いウェッジはどうか?

最近、スピンが効いてフェースに乗ると高評価なウェッジ2種類です。

5mm差

5mm差

ヒール寄りですが、先ほどのモデルよりも、だいぶフェースの中心に近い感じです。
ご使用されている方によると、開いて「ヒールから入れていくと、フェースに乗る」との事。
この重心位置だと、イメージと一致します。

3mm差

3mm差

これはほぼフェースセンターと重心位置が近接しています。
こちらのご使用者によると、「開かなくてもフェースに乗りやすい」との事。


選ばれているのは重心位置?

ウェッジのスピン性能では、スコアライン(溝)やフェースのミーリングに注目が集まりがちです。
それは、目で見えるのでメーカーも特徴として打ち出しやすいからもあると思います。
が、視覚的なイメージと、実際の重心位置が近ければ、スピン量や距離感の再現性を高くしやすいと考えられます。

スピンの最大量も、フェースに乗せることが出来て発揮されると考えています。


中央からズレているから使えないか?

ほとんどのロフト角が表示されているウェッジは、アイアンでいうところのマッスルバックに相当します。
重心から打点がズレた際の補正は、ほぼ行われません。
良くも悪くも、打点のズレをそのままボールに伝えます。

では、「中央からズレているから使えないか?」というと、
「どこに重心があるか」を把握することで、ズレている重心位置を意識をする必要はありますが、フェースに乗せることは可能です。
あえてズラして打つことも、重心位置を把握してれば出来ます。
多くの場合に重心から打点を外して使用するなら、外しやすい位置に重心があるウェッジを選ぶという選択も生まれます。

反対に、意図せず打点がズレてしまう場合、アプローチスイングの再現性が低い場合は特にキャビティ構造のウェッジや、アイアンのPW(ピッチングウェッジ)でのアプローチが推奨されます。
スピンがかかるゾーンは狭くなりますが、重心から打点がズレても、ある程度は補正してくれるため、狙いから大きく異なる打球になりにくいからです。


手軽に実感するには

ウェッジでリフティングする動画が一時流行しました。
フェースの中心に重心が近いほど、リフティングもしやすいと言えると思います。
ヘッドパーツの状態なら今回のように測定可能ですが、クラブの場合はヘッド単体の重心位置はなかなか測定できません。
インパクトした部分に印を付けて、リフティングを行ってみると「ボールの挙動が安定して手応えが柔らかなヘッド」と、「ボールの挙動が不安定で打球感や打音が硬いヘッド」とを感じ取れると思います。

リシャフト時など、重心位置のマーキングをご希望があれば行なっておりますので、ご依頼時にご要望いただければと思います。


ゴルフパフォーマンス スタジオ
THROUGH THE GREEN(スルーザグリーン)
〒731-0201
広島市安佐北区大林3丁目14-22-1F

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