ダイナミックゴールドとDG120って、違いは?
ニューモデルのダイナミックゴールド120って、どうよ?
広島市安佐北区のゴルフショップ スルーザグリーンです。
今年の3月に発表され、注目されていたDG120いよいよ発売になりました。
気になる新DGを、当スタジオ併設の工房からスチールシャフトの進化の話と共にレポートさせていただきます。
ラインナップは軽い方からDG95・DG105・DG120
デザインの評価は、大きく好き嫌いが分かれそうな感じです。
これまでのステッカーやツアーイシューのプリントからすると、少しフレンドリーは印象を受けます。
プロツアーなどで、メディアに映ることを考えて、大きめにデザインされていると思われます。
「Dynamic Gold 120 S200」の部分は、ステッカーではなく熱転写プリントです。
USの仕様を見ていないのでわかりませんが、日本仕様はロゴ文字に合わせてクリアがプリントの上から施されています。
細いデザイン部分もありますが、簡単には剥がれたりすることはなさそうです。
公式発表から
メーカーさんの発表では、従来のダイナミックゴールドの剛性分布に近付けて設計されているとのこと。
もう古い話ですが、以前もダイナミックゴールドLiteやDG SLなど、ダイナミックゴールドの軽量版と呼ばれながら、あまり受け入れられなかったモデルがありました。
が、今回は軽量シャフトにしながらフィーリングを上手く作る出せているようです。
特に「同じ振動数で」という触れ込みだったDG SLは、フィーリングも同じだと思われてしまったために、本来使って欲しいタイプには使用してもらえませんでした。
そして、反対に運動タイプ的に合わない人が多く使用してしまい、短命で生産を終えてしまいました。
当スタジオで分類している運動タイプでは、DG105とDG120はType-Dと相性が良さそうです。
続いてType-Cもヘッドのセレクトで十分に使えそうです。
DG95に関しては、極端ではないもののType-Aに向きそうです。
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DGに95が登場!
今回のモデルの中で最も軽量のDG95だけは流れが異なりますが、これはツルーテンパー社がNS950GHのシェアを奪いに行くために敢えて変えているように思えます。
Modus3 125の発売時に日本シャフトがダイナミックゴールドのシェアを奪いに行った際の反対ですね。
ダイナミックゴールドが重たく感じ出した方が、いきなり重さも特性も大きく違うNS950GHという、上手くいかない事が予測される流れが依然としてあります。
最近ようやくModus3 120の登場で、この悪しき流れを多少なり断つことが出来てきました。
しかし、どうやらそれがダイナミックゴールド(トゥルーテンパー)⇒Modus3(日本シャフト)というのが、トゥルーテンパーさんからすると気に食わないようで。
105辺りのシャフトで、スイングに間が必要なタイプに合うシャフトで、「コレ!」というのが無かったので、ちょっとヒットしそうな予感です。
AMT仕様になっていないので、振り抵抗を合わせられるようにヘッド重量を調整したモデルと組み合わせたいですね。
ダイナミックゴールドAMTについてのレポートはコチラ⇒『ダイナミックゴールドAMTはどう違う?』
メーカー発表
”3年以上の歳月を費やして開発したNew DGシリーズ(DG95/DG105/DG120)は、素材、熱処理、当初独自のシャフトの肉厚を複数個所で変えるVWT(バリアブル・ウォール・テクノロジー)や新たなステップパターンを採用する事で、従来品のダイナミックゴールドと同等のフィーリングとさらなる性能の進化を実現しました。
特に日本先行発売モデルのDG95は、90g台の軽量でありながら、従来品DGと相似的な剛性カーブにすることで、軽量シャフトにも関わらず、DGと同等のねばり感やコントロール性を実現しました。
軽量シャフトの最大の利点である“振りやすさ”と“飛距離”をさらに向上させ、キックポイントをDG95は中元調子、DG105/120は元調子に設定することで、コントロール性との両立を実現させました。”
Modus3でも採用されている、シャフトに内部の肉厚に変化を持たせることで、剛性の変化を作り出しています。
以前のスチールシャフトではステップだけでしか作り出せていなかったため、シャフトの設計の自由度は、カーボンシャフトにはるかに劣ると言われてきましたが、この技術によりスチールシャフトの可能性が大きく広がりました。
DGとDG120のステップ比較
上が従来のDG/S200です。下がDG120/S200
どちらのシャフトも、手元側と中央部分のシャフトの剛性に差が付くように設計されているシャフトです。
シャフト内部の肉厚の違いもつけられているとの事ですが、目視では分かりません。
シャフトの設計に大きくかかわるステップに注目すると、ステップの総数は両方ともに13段で違いはありません。
しかし、上の画像の下側のシャフト、中央付近に矢印が集まっている部分があります。
DG120の方は手元のちょうどグリップの口が来る辺りで、3段のステップが集中してつけられています。
Butt側の最後の3段がDG120の方がTip寄りで密集して付けられています。
Tip側から見て、この位置まではほぼ同じ間隔でステップが付けられています。
重量的に考えて、DG120の方がシャフトの肉厚が薄いと考えられます。
そのため、同じ太さでシャフトを作成した場合、素材や熱処理が同じ場合ですが、肉厚が薄い方が柔らかいくなります。
グリップした際の利き手部分を早めに太めにすることで、軽量化して剛性が確保しにくかったグリップ周りを補強してあるようです。
番手をずらして入れたり、打ち込みの位置が深めになる場合は、意図せず利き手の側のグリップがステップと掛かってしまい、細くなる可能性を考える必要があります。
ダイナミックゴールド120の精度
番手 | #5I | #6I | #7I | #8I | #9I | PW |
---|---|---|---|---|---|---|
重量(g) | 117.6 | 117.6 | 118.8 | 118.2 | 117. 2 | 117.7 |
New DGシリーズ(DG95/DG105/DG120)スペック
ダイナミックゴールド 95
フレックス | シャフト長 | ティップ径 | バット径 | カット 前重量 |
カット 後重量 |
キック ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|
S200 | 38.5-35.0 (978-889) |
.355 inch (9.00mm) | .600 inch (15.25mm) | 95g | — | 中元調子 |
R300 | 38.5-35.0 (978-889) |
.355 inch (9.00mm) | .600 inch (15.25mm) | 95g | — | 中元調子 |
ダイナミックゴールド 105
フレックス | シャフト長 | ティップ径 | バット径 | カット 前重量 |
カット 後重量 |
キック ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|
X100 | 41.0-37.0 (1,041 -940) |
.355 inch (9.00mm) | .605 inch (15.37mm) | 105g | — | 元調子 |
S200 | 41.0-37.0 (1,041 -940) |
.355 inch (9.00mm) | .600 inch (15.25mm) | 103g | — | 元調子 |
R300 | 41.0-37.0 (1,041 -940) |
.355 inch (9.00mm) | .600 inch (15.25mm) | 101g | — | 元調子 |
ダイナミックゴールド 120
フレックス | シャフト長 | ティップ径 | バット径 | カット 前重量 |
カット 後重量 |
キック ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|
X100 | 41.0-37.0 (1,041 -940) |
.355 inch (9.00mm) | .600 inch (15.25mm) | 120g | — | 元調子 |
S200 | 41.0-37.0 (1,041 -940) |
.355 inch (9.00mm) | .600 inch (15.25mm) | 118g | — | 元調子 |
R300 | 41.0-37.0 (1,041 -940) |
.355 inch (9.00mm) | .600 inch (15.25mm) | 116g | — | 元調子 |
カット後のシャフ重量がメーカーHPに記載がありませんでしたが、ウェッジに組み付け時でDG 120/S200で108gほどでした。
装着の方法や、長さの取り方で数グラムは変わると思いますが、従来のDGの同フレックスから約10g軽くなると考えて良さそうです。
メーカーのHPはコチラ⇒『トゥルーテンパー ダイナミックゴールド95/105/120』
ゴルフパフォーマンス スタジオ
THROUGH THE GREEN(スルーザグリーン)
〒731-0201
広島市安佐北区大林3丁目14-22-1F
2017/11/18追記
DG105/S200とDG95/S200の試打クラブご用意しました。
以前この記事を書いた時には気付きませんでしたが、DG95だけ設計の長さが異なりますね。
DG105とDG120は41~37インチの設計ですが、DG95は38.5~35インチの設計になっています。
そのため、シャフト名だけを見るとDG105の方が10gぐらい重そうに感じますが、実際はDG105はバット側を多めにカットして装着します。
一方DG95はバット側のカットが少ないため、この2本の装着時の重量はほとんど変わりません。
モーダス3もそうでしたが、名前に惑わされてしまいますね。ご注意を。