2022年、LAGOLFの新しいモデルLシリーズ が誕生しました。LAGOLF の持つパターシャフトの製造技術を生かし、減衰性を抑えたシャ フトは低トルクで安定した方向性、素晴らしいスピン性能を生み出します。
※アイアン用は近日発売予定
メーカーHPはこちら→LA GOLF(LAGP)
メーカーサイトの説明はこんな感じです。
アイアン用も近く出るようですね。
LAGP 120WVお試しで組んでみます。
早速、お試しで組んでみました。
ウェッジ用のカーボンシャフトは、これまでもボチボチありましたが、あまり浸透せずな印象です。
どんな感じなのか、重量の近い身近なスチールシャフトと簡単に比較してみたいと思います。
![](https://www.through-the-green-golf.com/wp-content/uploads/2022/04/img_8582-1024x1024.jpg)
シャフトのラベルはこんな感じです。
120とあるので、重量違いも企画されているのかもしれません。
試打クラブを組み立て前に観察
組み立て前でないと見る事のない部分を先に見て行きます。
Tip部分と、カット前のButt部分です。
![LA Golf L-Series 120WV Tip部](https://www.through-the-green-golf.com/wp-content/uploads/2022/04/img_8578-1024x1024.jpg)
LA Golf L-Series 120WV Tip部
![LA Golf L-Series 120WV Butt部](https://www.through-the-green-golf.com/wp-content/uploads/2022/04/img_8576-1024x1024.jpg)
LA Golf L-Series 120WV Butt部
TipもButtもしっかり肉厚です。
パターのTPZone35を知っているだけに、この部分だけ見ると硬そうなシャフトに見えます。
Mystery 212MFウェッジ ヘッド紹介
今回装着するのは、ミステリーの212MFウェッジの黒染め58度。
折角なので、ヘッドもご紹介いたします。
![ミステリー212MFウェッジ](https://www.through-the-green-golf.com/wp-content/uploads/2022/05/img_8868-1024x1024.jpg)
ミステリー212MFウェッジ
1000分の2mmの公差で精密に仕上げられたフェイスが
インパクト時の球の滑りを抑え 優れた方向性と止まるショットを演出
ロフトによって変化させたソール形状とバンスにより
狙った飛距離の再現性を向上
フェース以外は粗研磨仕上げ。
フェースは、精密に平面が削り出され鏡の様。
黒光しています。
![ミステリー212MFウェッジの精密フェース](https://www.through-the-green-golf.com/wp-content/uploads/2022/05/img_8869-1024x1024.jpg)
ミステリー212MFウェッジの精密フェース
今回はノーメッキの黒染めタイプを使用していますが、ホワイトクロムメッキを施した仕上げもあります。
ホワイトクロムメッキの方も、ボディは粗研磨でフェースが精密仕上げフェースになっています。
重量は299.7g
![ミステリー212MFウェッジ重量](https://www.through-the-green-golf.com/wp-content/uploads/2022/05/img_8867-1024x1024.jpg)
ミステリー212MFウェッジ重量
構えた感じは、こんな顔つきです。
![ミステリー212MFウェッジの顔つき](https://www.through-the-green-golf.com/wp-content/uploads/2022/05/img_8872-1024x1024.jpg)
ミステリー212MFウェッジの顔つき
メーカーのHPでは、結構グースな感じで写っていますが、こんな感じです。
フェース面がフラット過ぎて、ボールが写っています。
そして、光が真っ直ぐに映し出されています。
これで他所に飛んで行ったら、打ち手のフェース向きの管理が出来てないって事に?
LAGP Lシリーズ 120WVウェッジ試打クラブ詳細
試打クラブのスペックは下記の通りです。
番手:58度
ヘッド重量:299.7g
シャフト:LAGPL-SERIES 120WV
フレックス:W(ウェッジフレックス)
シャフト装着重量:107g
グリップ:ゴルフプライド CP2
グリップ重量:51g
長さ:35.5インチC
重量:461g
スイングウェイト:D2
振動数:335cpm
換算フレックス:SR
振り抵抗:2716
※数値は当店の測定基準になります。
重量
![LAGP L-Series 120WV カット前重量](https://www.through-the-green-golf.com/wp-content/uploads/2022/04/img_8579-1024x1024.jpg)
LAGP L-Series 120WV カット前重量
正直、思っていたよりもシャフトの重量がちょっと軽い。
カタログ値120gとのことでしたが、カット前のシャフト単体重量は約117g
ちょっと長めの35.5インチでカットして、カット後のシャフト単体の重量は107g。
![LAGP L-Series 120WV カット後重量](https://www.through-the-green-golf.com/wp-content/uploads/2022/04/img_8581-1024x1024.jpg)
LAGP L-Series 120WV カット後重量
おなじみのダイナミックゴールド (DG)のS200で、ヘッドのネック長などにもよりますが、大体117g前後ですので、10gぐらい軽い。
最近発売されたモーダス115がSフレックスで108g前後、DG120のS200も107g前後なので、重量としてはこの辺りが最も近い感じです。
このLAGP Lシリーズ 120WVが発売になる前に、某動画でパター用のTPZone 135をウェッジに装着したクラブが好評との企画がありました。
こちらは参考までに、装着重量がパターに付けて116gですので、ウェッジの長さの場合120gを超えていると思います。
価格も倍以上違うシャフトですので、同じな訳が無いですね。
スイングウェイト(バランス)
スチールシャフトと比較すると、スイングウェイトが出ない印象です。
Butt部分まで、シャフトが厚くカーボンが巻かれているためシャフトのバランスポイントがButt寄りです。
同じ重量のスチールシャフトを装着した場合と比較して2〜3ポイント軽めになりました。
振動数
こちらはカタログ値345cpmとのことですが、測定の条件が分かりませんので比較できませんが、今回の結果では335cpm。
正直、Tipの詰まり具合やButt部分の厚みから、もっと硬いかと思っていました。
![LAGP L-Series 120WV 振動数](https://www.through-the-green-golf.com/wp-content/uploads/2022/04/img_8583-1024x1024.jpg)
LAGP L-Series 120WV 振動数
先ほどのDGで大体350cpm前後、Modus115で354cpm前後ですので、硬くは無いですね。
フルスイングする事があまり無く、距離をコントロールして打つことを想定しているのであれば、ウェッジ専用としては良い硬さではないでしょうか。
ちなみにパター用のTPZone 135ですが、こちらは振動数の換算フレックスがX相当でしたので、しっかりしています。
LAGP Lシリーズ 120WVウェッジ試打
練習場で少し打ってみた感想にまります。
Modus3 115を現在ウェッジに使用しているため、重量感はあまり変わった感じはしませんでした。
バランスが2ポイントほど違いますが、ヘッドを軽く感じることは無く、全体に重量がある感じでした。
1球目に打ってまず感じたのが、シャフトがスピンをかけている事を強く感じました。
ボールが「ギュッ」っと、フェースの上を擦れながら上がって来ている感じです。
インパクトあたりで、ヘッドを下へと走っていく動きを感じます。
ボールが本球だと、もっとスピンが掛かりそう。
- 50yぐらいを4球ほど続けて打ちましたが、高さも縦距離も変わらずいい感じでした。
ピンピンした硬さを感じることはなく、Modus115より動く印象。
粘くしなって、スッと戻るような感覚でした。
- 20yぐらいのアプローチでは、あまり差を感じませんでした。
マットではなく、芝の上で打つとインパクト後に、潜っていくのか?掬い上げるように動くのか?
動きに違いがあるのかも知れませんが、腕の関係と練習場ということで今回はここまでです。
機会があればコースで使ってみたいと思います。
LAGP Lシリーズ 120WV誰に合うの?
正直、好き嫌いあると思います。
- 「最大スピン量は多くかかって欲しい!」
- 「どちらかと言えば、ちょっと掬い(すくい)気味」
- 「ウェッジでも粘るシャフトが好き」
こんな方にはオススメ。
「振った分だけ動いてくれれば良い。」「厚く入るのでスパッと抜けて欲しい」
「硬くしならない方がコントロールしやすい」こんな方には、ちょっと不向きかも。
どんなアプローチを打ちたいか?どの距離で使うか?などにもよりますが、運動タイプだとType-CとType-Dに相性が良さそうです。
パターのTPZone35(Pシリーズ135)がType-AとType-Bに相性が良かったので、ちょっと対象が違うように思います。
シャフト選びの参考になれば幸いです。
ゴルフパフォーマンス スタジオ
THROUGH THE GREEN(スルーザグリーン)
〒731-0201
広島市安佐北区大林3丁目14-22-1F